香典の書き方・表書き

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香典といえば普通は金銭を連想しますが、昔は食料を提供することも
多くありました。

香典とは「香を供える」という意味が由来ですが、香= すなわち貴重な品を提供するという意味にも解釈できます。

昔は葬儀となると近隣の人達に食事の振る舞いをしなければなりませんでしたが、それがかなり多額の出費となるため、遺族には大きな負担となっていました。
そこで遺族の負担を軽くするために、村全体として「食料」を提供したことが香典のはじまりなのです。

明治以降は金銭香典が増えてきましたが、食料から金銭に完全に変わったのは戦後になってからのことです。

以前は香典を出すのは葬儀の日、とされていましたが、現在では通夜、葬儀、告別式のいずれかに持参します。

具体的に香典についてのあれこれを詳しく解説してみましょう。

【香典袋の書き方】
宗教、宗派によって表書きが変わってきますが、参列者側は必ずしも遺族の宗旨・宗派を理解しているとは限りませんので、あまりこだわらずに自分の家の宗旨・宗派に準じた形でもかまわないでしょう。

☆神式

神式でも仏式同様「御霊前」は使用できます。
その他「御榊料(おんさかきりょう)」「御神饌料(ごしんせんりょう)」「御神前」「御玉串料」などと書く場合もあります。

☆仏式

一般的には、仏式では四十九日以前は「御霊前」とし、四十九日後は「御仏前」を使います。
ただし浄土真宗では霊の存在がないため四十九日以前も「御仏前」となります。
浄土真宗は日本一信徒数が多い宗派なので覚えておくといいですね。

ほとんどの場合この慣例に準じていれば間違いがないでしょう。
お香をお供えしますという意味である「御香料(ごこうりょう)」「御香資(ごこうし)」「御香奠(ごこうでん)」を使うのも上級マナーです。これなら浄土真宗でも失礼にあたりません。

蓮の花が印刷された市販の不祝儀袋は仏式の場合に使用します。


☆キリスト教式

「お花料」が一般的ですが、カトリックでは「御ミサ料」でも可です。ただしプロテスタントでは「御ミサ料」はNGです。

白百合や十字架が印刷された市販の不祝儀袋はキリスト教の場合に使用します。

☆無宗教式

宗旨・宗派にとらわれない葬儀で一般的に使用されるのが「御霊前」。そのほかに「志」「お花料」「御香資」「御香料」でもOKです。

【香典袋の中包み】
中包みの中にはお金を入れますが、不祝儀の場合は上が下に重なるように折ります。
中包みには住所、氏名、金額を書いておきましょう。


【香典袋の書き方 】
表には中央下に自分の姓名をきちんとフルネームで書きます。
上の文字よりやや小さめにするとバランスがとれます。

裏には住所、氏名、金額を書きます。後でお香典の整理をする遺族の負担が軽減されますので、どんなに親しくても必ず書くようにしましょう。。

金額は壱(イチ)、弐(ニ)、参(三)、阡(千)、萬(万)というように漢数字で書きいれます。

複数の連名で香典を出す場合、右から上位者=目上の人 の名前を書くようにします。
上位・下位等の区別がない場合は、五十音順で書けばよいでしょう。


不祝儀の場合、薄墨のペンで書くのがマナーです。これは「涙で墨がにじんで薄くなってしまいました」という意味がこめられています。
不祝儀用の薄墨の筆ペンが市販されているので常備しておくと便利でしょう。もし薄墨がない場合は、普通のペンでも問題はありません。


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